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2009年12月24日 (木)

中国に勝つ だが,その容易ざらなる道

今夜はクリスマスイブだ.約 5 年前か,中国は福建省福清市のホテルに寄った.12 月 28 日か,29 日だったと思う.未だにクリスマスツリーやサンタが飾ってあった.
中国人通訳に,もう,クリスマスは終わったじゃないかと告げると,どうせもう後一ヶ月もすれば,旧正月.その前に片付ける.そえまでは,このままだという.日本では考えられない.
日本だったら,クリスマスだと終わったら,年越しそばを食べ,除夜の鐘を聞き,初詣に行く.

もう分かれた中国人妻との中国での記念撮影.こちらの希望を聞こうともしない.これを着ろ,あるのは撮影後,PC 上でどの写真を選ぶだけ.こういうボーズをとれ.一連の流れを体験して,内心,"勝てる" とほくそ笑んだ.

独創性あふれる欧米や,コストで対抗してきた東南アジアや韓国との競争を思い出した.何だかんだ,"こうあるべき" というメーカーの呪縛に縛られるよりも,顧客のニーズに柔軟に対応する.我らの言葉で言うと,"痒いところに手が届く".これで勝ってきた.中国にも通用するし,勝てる.そう,思ったからだ.

しばらく前,"中国発世界永久デフレ" という日経記事が筆頭記事を飾った.ところがしばらくすると,最初はよく売れた商品も急激に値下げ圧力が強まる.中国では貧富の差がひどいため,富裕層に一巡すると,かなり値を下げないと売れない.これは,中国の富裕層だけが購買力を持ち,他はそうでもないことも意味した.

日本のメーカーは,値下げ競争に巻き込まれないよう,高付加価値戦略をとった.だが,これが通用したのは,中国とロシアだけ.中国やインドの成長に準じて成長する東南アジアでも同じだが,収入が上がっても,インドや東南アジアの人々は高価なものを買おうとしない.
中国人が収入に応じて,高価なものを買うのは,日本人と同様に "見栄" の意識があるのに対し,インドなどではそういう意識は希薄らしい.
いわゆる "ステータス" に対する感受性の違いだろう.

円高である以上,日本人の労働力は高い.なおかつ,高い日本人の労働の雇用を守るならば,中国における購買力に期待するしかない.

日本の民主党が,労組をバックにする以上,世界相場では高い労組の構成員のサラリーはその製品に乗る.そのような製品を購入してくれるのは中国やロシアなど世界の富裕層だけである.

逆に労働者の立場に立てば,中国人と同じことしかできない人は,やがて中国人と同じ給料しかもらえない.国境を越えて両者の給与が急速に近づくのは必定だ.
だからこそ,今の若者は,親の世代ほど良い生活は送れないと思っている.

事業仕分けで,蓮舫氏は,"世界二位ではダメなんですか ?" と説いた.スパコンはある意味,大乗仏教の船のようなのもの.日本の個々人の能力が他の国から同等の競争から逃れる下駄のようなもの.究極の付加価値である.これを逃せば,日本国民全てが価格競争に巻き込まれるのみである.

民主党の高校の実質無償化は歓迎しよう.教育機会の均等を促すことになる.

その一方で,"ゆとり教育" や "懺悔教育" はお取り下げして欲しい..

この社会で生きていくために必要な教育を考えて欲しい.これからの社会は変化が激しい.必要な知識,必要でない嘘の知識もあることを見分ける能力も,,インターネット社会では必要であろう.

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